百日紅(さるすべり)
日曜日, 10月 11th, 2009暑い夏の盛り、品川道沿いに咲き誇る百日紅の花は、やさしげにゆれているように道ゆくひとをなごませてくれる。
調布市の花でもある百日紅。夏の日盛りを過ぎても、蕾が次々と花開き、百日間は咲き続けるのだとか。
今から29年前の昭和56年、くろすとーくの前身”ちょうふとーく”発行3号で、この百日紅を絵に描いてもらい、表紙にしたいと考えた。
その当時は画廊もなく、事務所は下宿屋の玄関先の板の間をお借りしての、ほんとうに文字通り、無い無いづくしの出発だった。幸い、現”料理居酒屋”ジューキ食品(株)の専務さんのお姉さまに、百日紅の絵を描いていただくことができた。
調布生まれの調布育ちの方だったので快く引き受けていただいたのだった。
その後、彼女は、本物の画家と結婚。調布を出てしまわれたので、なかなかお会いする機会がないが、きっと今でも覚えていて下さっていると思う。
当事務所には、今もその時のバックナンバーが保管されている。
たくさんの地域の方々に、数えきれないご支援をいただきながら、成立しているのがタウン誌というものかも知れない。まだまだ総てがお金で支配されてはいなかったようだ。
月刊武蔵野くろすとーく 重岡依里
